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精液検査

当院では最新機器を使用した精液検査が可能です。
目視では知り得ることができなかった情報が得られるようになり、客観的な精液の評価(SMI)が可能になりました。

通常の精液検査では、精液量、精子濃度、運動率、正常形態率などを調べ、WHOの正常精液の下限基準値と比較しています。1mlの精液の中に存在する精子の数を精子濃度といい、 その中で前進運動をしている精子の濃度を前進運動精子濃度と呼び、SMI測定に最も深く関与しています。

SMI 前進運動精子濃度 (×106/ml) 精子濃度 (106/ml) 前進運動率
下限基準値 80 4.8 15 32%

「 SMI(Sperm Motility Index)精子運動性指数」とは?

SMIは、 MES社が30年以上前に設けた基準で、運動精子濃度と精子平均速度を組み合わせて数値化したものであり、精子の状態が良好であるほど高い値が示されます。 一般的にはSMI 80(以上で良好)を基準値として定め、受精方法を決める重要なファクターの一つとして海外及び国内でも広く認知されております。

最新型モデルSQA-iO使用

院内で75秒で簡単結果判定

WHOの調査では、精子の運動性、濃度、体調などのストレス等により大きく変わることがわかっています。
1回目の検査で虚弱に分類されてしまった場合でも、喫煙、飲酒、睡眠不足、ストレスなどを減らして再検査を受けることで、正常値を得られることがあります。体調管理を心がけて再検査を受けることをお勧めします。

酸化ストレス測定(sORP)

男性側からのアプローチとして効果的な「精子力」向上を目指します。

なぜ測定を?
精子への酸化ストレスは、精子のDNAの損傷(断片化)につながると言われています。
傷ついた精子は胚盤胞到達率や着床率、妊娠率の低下と流産率の上昇を招き、 男性不妊原因の80%に関与すると言われています。
精子の「質」がとても大切なのです。
※Cochrane Database of Systematic Reviews 2014,Issue 12
測定は大変?
簡単で迅速、そして正確です。世界的に実績のある最新機器の導入により、手軽に測定できるようになりました。
数値が悪かったら?
精液の酸化レベルだけでなく、精子濃度や運動率などに応じて男性不妊の治療方針を判断いたします。

酸化ストレスは減らすことができます

「sORP(static Oxidation-Reduction Potential)」 酸化還元電位」とは?

sORPは酸化還元物質の総和を表し、精液中の酸化ストレスマーカーとして有用性が報告されています。sORPが1.38mV/Conc以上で、精液中の酸化ストレスが高いという評価になります。酸化ストレスは継続的な抗酸化物質の摂取や生活習慣を見直すことで改善が可能です。

精子酸化ストレスアナライザー(Mioxsys)

精液内の電子の移動を測定することで酸化レベルを数値化することができます。
他の測定手法と異なり、sORPは酸化体と還元体のバランスを総合的に測定ができる為より臨床に有用な値となります。

費用

精液検査(SQA)・酸化ストレステスト(sORP)は保険適応外となります。
1度の採精で両方の検査を受けていただくことも可能です。

* SQA:7,150円(税込)
* sORP:11,000円(税込)
* SQA+sORP:17,000円(税込)

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